地球温暖化でコーヒーが飲めなくなる!?
仕事の合間やカフェでのひととき、お家で一休みの時など、美味しいコーヒーを一杯飲むと落ち着きますよね。
コーヒーの香りも心を落ち着かせてくれますし、カフェインの効果は脳をスッキリさせてくれるので、気持ちを切り替えるのにもいいですね。
毎日コーヒーを飲まないとやってられない、なんて人も多いようですね。
さて、その日常的な嗜好品であるコーヒーが、地球温暖化の影響でどんどん栽培が難しくなってきていて、30年後にはコーヒーを日常的に飲むことはできなくなるかもしれない、ってご存じでしたか?
気候変動でコーヒー栽培の危機
世界に流通しているコーヒーの60%を占めていて、コーヒーの代表である「アラビカ種」という品種があります。
アラビカ種は酸味があり、花のような甘い香りが人気です。
このアラビカ種はアフリカのエチオピアの原産種で、標高1000~2000mの熱帯高地での栽培に適していますが、とても繊細な品種です。
気温や湿度の影響を受けやすく、霜や乾燥、病害虫にも弱いので、栽培が難しい品種でとても手間がかかります。
気温や湿度が上がると「さび病」という深刻な病気や虫食いなどの被害にかかりやすく、品質低下に伴い、収穫量が減ってしまいます。
苦労して育てたコーヒーが簡単に被害にあうようになると、生産者の苦境により栽培から撤退していってしまうでしょう。
世界的コーヒー研究機関であるWCR(ワールド・コーヒー・リサーチ)の予測によると、地球温暖化の影響で今からおよそ30年後の2050年にはアラビカ種の栽培に適した土地が、現在の半分程度に減少すると警鐘を鳴らしています。
特にアラビカ種の生産を中心とした農家が多く、国の80%がコーヒー関連業に携わっているエチオピアは、大打撃を受けることが予測されています。
30年後、コーヒーは高級嗜好品か・・・
管理人の私もそれなりにコーヒー飲んでます。
当たり前のように、喫茶店に行けば、カフェラテを頼みます。
レストランに行けば、食後のコーヒーを飲みます。
食べ放題でも、やっぱり食後にコーヒーを飲みますね。
仕事の合間にインスタントのカフェラテいれて飲んでます。
休日には家内が家でコーヒー豆を挽いてカフェラテを作ってくれます。
現代はコーヒーの大消費時代。
スターバックスは大人気で世界中に進出していますし、喫茶店は当たり前だし、飲食店でもかなりの割り合いでコーヒーは当たり前のように出されています。
しかし、このまま地球温暖化の影響が広がってくれば、30年後には、コーヒーは高嶺の花になっているかもしれません。
もう私のような庶民の飲み物ではなく、一部の高収入の人達だけが楽しめる高級嗜好品になってしまっているのかもしれません。
美味しいコーヒーが飲めるのは、今のうちかもしれませんね。。