地球温暖化で増える猛暑と異常気象
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今年の夏も高温化・・・昨年2024年は世界的に最も暑い一年だった
今年の夏も、暑いですね・・・(-_-;)
気象庁の発表によると、6月から8月までの平均気温は平年より高くなるそうです。
昨年2024年は、世界的にも最も暑い一年だったそうで、異常気象と呼べる高い気温が世界を襲っています。
以下に日本の平均気温年差の近年の様子を表す図を示します。

私が子供の頃暮らしていた茨城県では、冬にはよく雪も降って積もっていたのですが、今ではめったに降らなくなってしまったとか。。
気象分析専門組織が発表する、地球温暖化の影響
東京大学待機海洋研究所特任助教授である高橋千陽さんらによる研究グループの「極端気象アトリビューションセンター(WAC)」による、異常気象についての研究結果の発表がありました。
地球温暖化の影響を調べるために、スーパーコンピューターによるシミュレーションによって、「温暖化が無い場合」と「温暖化がある場合」を、それぞれ地球100個ずつの気象モデルを想定して計算するなどして、分析を行ったそうです。
結果として以下のようなことが分かったそうです。
日本の昨年2024年の猛暑についてのシミュレーションでは、温暖化がある場合だと21.3%の確率で猛暑になるが、温暖化がない場合では、猛暑になる確率は0%だった、ということです。
科学的分析精度が高まってきている現在の専門機関の分析では、『異常気象の原因は地球温暖化である』という結論になっているようです。
温暖化は『自分ごと』

環境省の資料(上図)によると、昨年の熱中症患者の数は10万人に迫る勢いでした。
今年の夏も、熱中症で生命を落としてしまうご老人などのニュースが散見されます。
近年の猛暑が、人類の活動によってもたらされた温室効果ガスを原因とする地球温暖化の影響であることは、賢明な方であれば誰しも既に分かり切っていたことなのかもしれません。
しかしながら、未だに政治家であっても地球温暖化はウソだ、陰謀だ、と言って、脱炭素政策を批判する人が居るのも事実です。
そして、『日本は気候変動に対する意識が先進国の中でもとても低い』と言われています。

改めて、地球温暖化を自分事として捉え、日々の生活の中で暑さ対策と共に温暖化を食い止めるための活動も進めていきたいものです。