地球温暖化で飛行機が飛べなくなる?
すでに地球温暖化の影響で、飛行機が飛べなくなってしまった事態が発生していることをご存じでしょうか?
2017年7月、アメリカ南西部では、記録的な熱波に襲われて、気温が50度近くにもなりました。
南西部の町、フェニックスでは、最高気温が48.3℃。
この地域で旅客機が飛び立つためには、最高でも47.7℃が限界とされています。
高い気温が原因で、7月19日、20日で合わせて100便近くが欠航する事態になりました。
そもそもなぜ気温が高すぎると飛行機が飛べなくなるのでしょうか?
多少暑くても飛行機が飛ぶのに支障はなさそうな気もしますが・・
気温が高いと飛行機が飛べなくなる理由
飛行機は特殊な形状の羽に高速の空気の流れを与えることで揚力(浮力)が生じ、空に飛び立つことができます。
ところが、この揚力は、気温が高くなればなるほど、さらに高速の空気の流れが必要になります。
つまり、気温が高いときには、飛び立つ時にさらなる加速が必要になるのです。
しかし、空港の滑走路の長さには限界があります。
気温が高いと飛び立てる揚力を得る前に、滑走路がなくなってしまうのです。
アリゾナの熱波の影響
アメリカのアリゾナでは、熱波により100°F(気温37.8℃)越えの記録的な暑さが7日間続きました。
以下のようなびっくり現象が起こっています。
- 暑すぎてエアコンが壊れる
- プラスチック制のゴミ箱が溶ける
- 渓谷では局所的に93℃を超えている
- 裸足で少し歩いた女性がやけどで病院に運ばれる
- 車の中でベーコンやクッキーが焼ける
- アスファルトが60℃~70℃になり、ペットの散歩もいけない
日本でも異常気象の天気予報が当たり前のようになってきました。
他人事ではいられませんね。。