アフリカ南部でゾウ400頭以上 謎の大量死
先日、TV放映されていた『ジャングルブック』という映画を観ました。
その中で、『ゾウはジャングルの創造主』として神聖に扱われていたのが印象的でした。
陸上の哺乳類で最大の身体を持ち、大きな耳に長い鼻、そして仲間を大切にして子煩悩であり、頭脳も優れていることが知られています。
かつてはそんなに大きな巨体なのに、自然状態で死体が発見されることはほとんどなかったため、ゾウは死期が近づくと人間には知らない特別な「ゾウの墓場」で最期を迎えるのだろうと言われていたようです。
そんな神秘を感じさせていたゾウですが、最近、日経新聞の片隅に記載されていた記事を見て、とても驚きました。
アフリカのボツワナは、アフリカ大陸内の3分の1が生息する「最後の安息地」の一つだそうです。
安息地で起こったゾウの大量死・・・。
日本の新聞では片隅でも、現地のジャングルでは最大にして最恐のニュースではないでしょうか・・・?
象の大量死、原因は?
ニュースで報道されたばかりの現在(2020年7月初旬)では、詳しい原因は不明とされています。
象牙を狙う密猟者によって、象が殺されることが多くありますが、今回は象牙がそのまま残されているので、密猟が原因ではないとのこと。
死の直前にグルグルと円を描くように歩いていたとか、後ろ足を引きずって歩いていたといった目撃情報などから、脳に毒性の影響を与える細菌やウィルスの影響ではないか、などと言われているようです。
いずれにしても、今まで見たことがない奇怪な現象であることに間違いはありません。
深海のダイオウイカやリュウグウノツカイが浅い海に現れたり、海岸に大量のクジラが死んでいたり、砂漠トビバッタの大群が押し寄せたり、山火事でコアラを始めとした憶を超える生物が焼け死んだり・・・
今日の九州大豪雨など気象変動も激しいですが、生物界もかなり異常事態が発生しているようで、なんだかこのゾウの異常事件は氷山の一角の事件なのかもしれません。。
なんて考えると、なんとも恐ろしい話になってしまいますが、こういった事件をきっかけにして、持続可能な地球づくりを推進してくれる心ある人を増やしていきたいものです。
しかしながら、世界各地の様々な異常現象を鑑みると、
『地球温暖化→異常気象→細菌やウィルスの異常繁殖→生物への被害』
という流れを疑ってしまう出来事といえるのではないでしょうか。。
持続可能な社会づくり、真剣に考えていきたいものです・・