温室効果ガスとは?その種類と性質

地球温暖化の原因と言われる「温室効果ガス」って具体的には何でしょうか?
二酸化炭素(CO2)が有名ですが、それだけではないんですね。

排出規制対象となっている主な温室効果ガスについてまとめてみました。

主な温室効果ガスの種類と性質

主な温室効果ガスの種類と性質
種類 日本の排出量割合 性質 用途・排出源 温暖化係数
二酸化炭素
(CO2
94.9% 代表的温室効果ガス 石油・石炭などの化石燃料の燃焼など 1
メタン
(CH4
1.8% 天然ガスの主成分 稲作、家畜の腸内発酵、廃棄物の埋め立てなど 21
一酸化二窒素
(N2O)
1.9% 安定した窒素酸化物
人体への害はないが温室効果は高い
燃料の燃焼、工業プロセス 310
ハイドロフルオロカーボン
(HFCs)
0.6% オゾン層を破壊しないフロン。しかし強力な温室効果ガス スプレー、エアコンや冷蔵庫などの冷媒。半導体の洗浄、建築物の断熱材など 140~11,700
パーフルオロカーボン
(PFCs)
0.3% 炭素とフッ素から成るフロン
強力な温室効果ガス
半導体の製造プロセスなど 6,500~9,200
六フッ化硫黄
(SF6
0.3% 硫黄とフッ素から成るフロン
強力な温室効果ガス
電気の絶縁体など 23,900

排出量が多い、二酸化炭素(CO2)はもちろんですが、天然ガスの主成分であるメタン(CH4)などは二酸化炭素の約20倍の温室効果があります。
他にも少量でも大きな温室効果を引き起こす成分がたくさんありますね。

生活の中での抑制はもちろんですが、その排出源を考えると、企業を中心とした社会全体での取り組みが必要不可欠であると言えるでしょう。

 

企業経営者が積極的に抑制に取り組んでもらいたいことはもちろんですが、私たち消費者は、社会を改善するためにも、環境問題に積極的に取り組んでいる企業を応援する姿勢が大切だと思います。


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