海岸ゴミ拾いイベントに参加
2021年7月18日(日)南城市のあざまサンサンビーチにて、海岸ゴミ拾いイベントの「ちりひるゆんイベント」に参加しました。
台風が近づいてきていましたが、当日は暑さが応える快晴の中、約1時間程度の海岸ゴミ拾いです。
実はサイト管理人はこのイベントのスタッフの一人としてイベントの立ち上げ段階から関わっていたので、ようやく実行できたことに喜びも一塩です。
そもそも数年前に観光客として離島の有名な観光地を訪れ、その海岸の美しい景観とその景観を汚している大量のゴミとのミスマッチに、きれいな海岸が何とか保たれないかと2年前に企画して、自治体に連絡したこともありました。
JICA主催の取り組みに参加していたところ、運よくビーチクリーンイベントに関われたのは良かったなぁと思いながらも、実際のゴミ拾い活動が簡単ではないことを実際に取り組んでみて改めて感じることになりました。
しかしながら、ボランティアにも関わらず当日のイベントに約100名が集まってきたのはうれしい事でもありました。
やっぱり地元沖縄の皆さんは、きれいな海岸を保ちたいと思ってくれている人たちが多いのだなぁと感じました。
ゴミ拾いは無駄? ⇒ 窓割れ理論
海岸ゴミ拾い自体は対症療法でしかありません。
しかし、「窓割れ理論」という理があります。
誰もゴミを拾わないと、その場所に訪れた人は、「ここはゴミを捨てても構わない場所だ」と認識して、もっともっと酷くなるわけです。
かつて犯罪が酷かったニューヨークで落書きを掃除して軽犯罪の取り締まりを強化したところ、犯罪率が激減したように、シンガポールではゴミを捨てると罰金を支払わないといけない、といったように、環境を健全に保つために、まずはゴミ拾いからというのが鉄則です。
しかも今回のイベントの様にたくさんの人がゴミ拾いに取り組むことで、「この場所は多くの人がきれいに保つように注目されている場所」だと認識してもらうことが、ポイ捨てごみ防止には役立ちます。
もちろん、ポイ捨てごみだけではなく、多くは海岸から流れてくるプラスチックごみなどが多いわけなので、根本から対処しないといけないとは思いますが、このような運動が拡がっていることや、海洋プラ問題が取りざたされてきているので、少しでも環境を考える人が増えてきているでしょうし、そのような運動がさらに拡がっていくことが根本部分の改善につながってくると感じます。
何事も継続していくことが大切ですよね。