北海道胆振東部地震 大停電にみる非常用電源の必要性

2018年9月6日、午前3時8分頃、北海道南西部の胆振(いぶり)地方でM6.8の直下型地震が起こり、最大震度7という大きな震災となりました。

北海道での大地震はあまり聞いたことがなかったので、驚きでしたし、多くの被害がニュースで報道されましたね。。

つい昨日は西日本の台風21号の被害で大変なニュースが流れていたばかりなのですが、本当に今年の夏は自然災害続きで、『異常気象が異常ではなく通常になった』と揶揄されるほど、恐ろしい時代になった感があります。。

ちなみに、北海道で震度7が起きたのは、観測史上初だそうです。

そんな中、この地震の影響で実は北海道全域が停電になっていたことを知りました。

札幌市内を含め、道内全域295万戸が停電
道内全域が停電したのは、1951年に北海道電力が設立してから初めてのことだそうです。

あの2011年の東北大震災の時でさえ、東北地方の全域停電にはなりませんでした。

今回の道内の全域停電の原因は、火力発電所が緊急停止したことだそうです。
震源に近かった、道内の使用電力の半分を供給していた最大の火力発電所が停止し、それが影響して他の火力発電所も連鎖的に停止したとのこと。
※火力発電所を稼働させるためにも電力が必要なんだそうです。
設備に損壊も見つかったようです。

本州からの送電も十分な容量を確保できていないのもあり、結局道内全域の電力回復には1週間近くかかるとのこと・。
※追記。各所の努力もあり、2日後には、およそ98%が回復したようです。

北海道と本州をつなぐ送電線の容量を増やす計画があったようですが、政府の原発の再稼働を目指す方針で後回しにされ、今回の事態には間に合わなかったようです。

電気が使えないので、避難所に行ってみても、避難所でも電気が使えない。
スマホは重要な連絡手段なので、できるだけ使わないようにする。
JRの機動車を利用した即席の携帯電話充電所では長蛇の列。。

電気に依存した現代人の私たちにとって、電気が使えないのは不便極まりないですね。

非常用電源の大切さ

今回の北海道地震による大停電に見られるように、大規模火力発電所に依存していることの弱さをまざまざと感じますね。

もし我が家がそうなったら。。

管理人の家は、一応太陽光パネルと蓄電池があるので、大容量ではありませんが、非常用電源としては使えるのでまだマシですね。

いずれにしても、火力発電のように化石燃料に頼ったエネルギー地球温暖化の原因にもなっています。

今後は非常用も兼ねた太陽光や風力などの再生可能エネルギーの普及の流れはもはや避けられない時代になってきてるのかもしれませんね。

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